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2019/06/20

[ ロンデルより ]6月臨時休業のお知らせ

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6月のお休みにつきまして。

 

 

6月25日(火)-28(金)

遠方出張のためロンデルオンラインストアおよび

業務をお休みさせていただきます。

 

オンラインストアにてお休み前に

発送が可能なご注文受付日は下記になります。

 

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6月21日(金) PM18:00まで

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上記のお日にち以降ご注文いただいたお客さまは

7月1日(月)以降順次発送いたします。

尚、ご注文は随時受け付けております。

 

お手数をおかけいたしますが

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

londel

 

2019/06/18

[ イベントのおしらせ ]鈴木修司 作品展(染付・磁器)「香りの詩と染付のうつわ」@銀座教文館 エインカレム 7/4(木)〜10(水)

 

 

 

 

 

 

 

 

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 ※[左上]腰袴香炉 染付宝相華文 [右下]染付角香皿 午睡

 

 

 

 

寝殿より御堂の廊に

通う女房の追風よういなど、

人めなき山里ともいはず

心づかひしたり。

ー徒然草 第四十四段

 

 

 

 

7/4〜10に銀座教文館4F・エインカレムで開催される

工芸作家(磁器・染付)鈴木修司さんの作品展「香りの詩と染付のうつわ」にて

この度、詩の簡抜とデザインを担当させていただきました。

七夕の季節、鈴木さんの手がける清涼感あふれる染付作品や

香りの詩に触れるひととき。ぜひ涼みにいらしてください。

 

 

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【info】

 

岐阜・恵那で伝統的な古染付の世界を、現代のくらしに生かす

作品づくりを続けてきた工芸作家・鈴木修司が「香りの詩」をもとに

制作したうつわ展。時代やジャンルを問わずに選り抜いた香りに

まつわる詩から受けたインスピレーションをうつわにあらわしました。

詩の簡抜は、「ここちよい、ヒト、モノ、ストーリーを探す」を

標榜に全国各地の取材を重ねてきたリトルマガジン 『1/f』編集人・長尾契子。

自由な発想で、あたらしい「今文様」のかたちをこころみるひとときです。

 

 

 

〈香りの詩と染付のうつわ 作品一例〉

 

 

 

 

 

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染付角香皿 駅(詩:高田敏子著『高田敏子詩集』(花神社)「駅」より)

 

 

 

 

 

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染綿銀彩陶額 白い日(詩:アルセーニイ・タルコフスキー著『白い、白い日』[エクリ])

 

 

 

 

 

 

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染付角香皿 海(詩:高田敏子著『高田敏子詩集』(花神社)「海」より)

 

 

 

古今和歌集・夏の歌より、源氏物語「明石」より

リルケ『新詩集』より「ピアノの練習」、旧約聖書『雅歌』ほか  …etc. 

 

 

 

【プロフィール】

 

 

鈴木修司 Shuji Suzuki

「工房 百木根」主宰。岐阜県・恵那市の自然豊かな山里にある工房で

独自の古染付を制作し、新しい、伝統作品を全国に届けている。

武蔵野美術大学、多治見市立陶器意匠研究科卒。多治見市立陶器意匠研究科講師(1991-98)。

日本クラフト展・現代陶彫展優秀賞他入選入賞多数。

[site]https://momokine.jimdo.com

 

 

 

 

長尾契子 Keiko Nagao

'93年、東京都国立市生まれ。出版アトリエ・tiny publisher ロンデル主宰。

グラフィックデザイナー。東京デザイナー学院グラフィックデザイン科

グラフィックデザイン専攻卒('13年)。'15年より『1/f』を創刊。

[site]https://ehubunnoichi.com

 

 

 

 

【Schedule】

2019/7/4(木)Thu. ー 10(水)Wed.

10:00ー20:00(最終日〜17:00)

[会場]銀座教文館4F エインカレムギャラリー

〒104-0061 東京都中央区銀座4-5-1

☎︎ 03-5250-5052  

[教文館 Site] https://www.kyobunkwan.co.jp

 

 

 

 

【+α】

鈴木修司さんの制作のようすは『1/f vol.5』にて取材させて

いただきました。併せてお楽しみください。

[vol.5 ]http://londel.thebase.in/items/9382579

 

 

 

 

 

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2019/05/13

[ 新しいお取り扱い店 ]CAFEめがね書房〈三重県・大紀町〉

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エフブンノイチ 、新しいお取り扱い店をご紹介いたします。

三重県・大紀町にある「CAFEめがね書房」さんです。

クラシカルな額縁や、懐かしい風情の扇風機など、国を超えたレトロなアイテムが散りばめられた、ウッディな空間。

カフェ、本はもちろん、珈琲をメインに、ちょっとしたスイーツや焼き菓子も提供されています。

落ち着いた空間で、読書を。お近くの方、お出かけの方、ぜひ足を運んでみてください。

 

 

 

 

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CAFEめがね書房

519-2731 三重県度会郡大紀町野原576-2

 

[サイトはこちら]

 https://cafemeganebooks.tumblr.com

 

 

 

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2019/04/24

[ インタビュー ]〝色と言葉の持つチカラで表現した、ココロを灯すろうそくを〟 ろうそく作家、ろうそく・雑貨ギャラリー「i r o あかり」オーナー 関口文子さん〈後編〉

 

 

 

 

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ろうそく作家であり、福岡・直方にある、ろうそく・雑貨ギャラリー「 i r o あかり」のオーナーでもある関口文子さん。ご自宅の一角に設けられたアトリエスペースで、ものづくりとの出合いについてや、日々に生かすろうそくの魅力をじっくり伺いました。後編は、作品に対するご自身の捉え方や、進化しつづけるiroあかりの、これからのものづくりについてお話いただきました。

 

 

 

 

[前編はこちらからご覧ください] 

 

 

 

 

 

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2つの試験用ろうそく。ろうそく芯の太さによって燃焼の様子や時間がどのように変化するのか、実際に灯して、比較観察しているところ。

 

 

 

 

 

 

■キャンドルとろうそく

「演出のための〝キャンドル〟よりも、自分のための〝ろうそく〟を」

 

 

 

 

ー最新号で記事にさせていただいた際に気づいたことは、いつも作品のことを〝キャンドル〟ではなくて〝ろうそく〟と呼んでおられることでした。

 

 

「そうですね。自分の中では〝キャンドル〟というより〝ろうそく〟の方が作品のイメージに近いです。それも漢字の〝蝋燭〟じゃなくてひらがなの〝ろうそく〟」

 

 

ー関口さんの中で、その違いとは何でしょうか。

 

 

「私のイメージでは、キャンドルは華やかなもの、非日常的なイメージがあります」

 

 

ーなるほど。確かに、私も友だちを自宅に招くとき、部屋の雰囲気がオシャレになるようにキャンドルをつけることがあります。

 

 

「他人のために演出するものとしての印象がありますよね。一方ろうそくは、どちらかといえば仏壇のろうそくや、自分の生活に沿うような、もっと身近なものというイメージがあるんです。私のろうそくはそちらに近くて、何か特別な時に灯すのではなくて、日常に灯すあかりをつくりたいと思っています。自分のリズムをととのえるための日々の暮らしに寄り添うあかり」

 

 

ーだから、ご自身のことを〝ろうそく作家〟だとおっしゃっているんですね。

 

 

「そうですね。たまにイベントなどで〝キャンドルアーティストの関口さん〟とご紹介いただくことがあるんだけれど、すこし違和感が。(笑)どちらでもいいです(笑)」

 

 

 ※「iroあかり」の記事はvol.7「手のひらサイズの旅」に掲載しています。

 

 

 

 

 

 

 

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ろうそくが徐々に固まっていく一連の様子。火にかけて溶かしたパームワックスを容器に流し込み、色粉で色付けが終わったあと、底や側面に少しづつ独特の結晶模様が見えてくる。(1枚目)固まりきる前にろうそく芯を差し込む。(2枚目)全体的に白く柔らかい色合いになれば、固まった合図。芯を適度な長さに切りそろえたら、完成。(3枚目)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■iroあかりのこれからのこと

「今は変化中。自分でも今後どんな作品になっていくのか楽しみ」

 

 

 

 

 

ーこれからはどのような作品を作られたいですか?

 

 

「瓶入りのろうそくを卒業することにしました。5年前、石油系の素材からパームワックスや大豆ワックスなどの天然素材に変えたのをきっかけに、瓶入りの作品を創り始めました。天然素材なので、身体にも優しく、空気の汚れも少ないので、もっと灯してもらいたい、そんな理由からだったのですが、最近は作りたいものが変化してきました」

 

 

 

ー瓶入り作品を卒業された最近の関口さんの作品から、絵のような印象を受けました。

 

 

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iroあかりの最近の作品。 

 

 

 

「ろうそくというキャンバスに色をのせるイメージで、絵画的な作品を作り始めています。今は変化中なので自分でも今後どんな作品になっていくのか楽しみです」

 

 

ー最後に、日々のなかで生かすろうそくの、おすすめの使い方がありましたら教えてください。

 

 

「そうですね。その人にとって心地良いものであれば、何でもありだと思います。お風呂で灯したり、寝る前に灯したり。私は日が暮れる頃に灯します。夕飯の支度をする前に一旦呼吸を整えるために灯す。ろうそくの炎は「1/fのゆらぎ」と言われ、自然界の周波数と同じなんです。マイナスイオンも発生させるのでリラックスの効果も得られます。自分のリズムを整えるものとして自由に使ってもらえるとうれしいです」

 

 

 

 

 

 

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「何か特別な時に灯すのではなくて、日常に灯すあかり」

「自分のリズムをととのえるための、日々の暮らしに寄り添うあかり」

そのような思いとともに、色と言葉のチカラによって創作活動を続けてこられた関口さんへのインタビューでした。

日々進化しつづけるiroあかりのろうそくを、5月開催のイベント「エフブンノイチなもの」へお届けいただくことになりました。心地よい初夏の季節、ぜひお出かけください。

 

 

 

 

 

 

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口文子 Fumiko Sekiguchi

 

福岡・直方にある、ろうそく・雑貨ギャラリー「iroあかり」オーナー。ろうそく作家。また、頭にあることを書き出し、自分の心を見つめ直すための自己認識ツール「マッピング」の手ほどきなど、多方面から「自分さがし」の力添えを行なっている。 作り手たちの温もりを感じる作品や、ろうそくを販売するギャラリーは、今年で13年目を迎える。

 

 

[iroあかりfacebook]  https://ja-jp.facebook.com/iroakari/ 

 

 

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[イベント エフブンノイチなもの 詳細はこちらからご覧ください]

https://ehubunnoichi.com/info/2515323

 

 

 

 

 

 

 

聞き手:Keiko Nagao

by londel 

2019/04/22

[ インタビュー ]〝色と言葉の持つチカラで表現した、ココロを灯すろうそくを〟 ろうそく作家、ろうそく・雑貨ギャラリー「i r o あかり」オーナー 関口文子さん〈前編〉

 

 

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午後のやわらかな陽が差し込む作業台の上に並んでいるのは、一編の詩が添えられたパームワックスや大豆ワックスを使用した色彩豊かなろうそくたち。

ろうそく作家であり、福岡・直方ろうそく・雑貨ギャラリー「 i r o あかり」のオーナーでもある関口文子さんのご自宅の一角に設けられたアトリエスペースで、ものづくりとの出合いについてや、日々に生かすろうそくの魅力をじっくりと伺いました。前編の今回は「きっかけ」「色」「言葉」の3つをキーワードにインタビュー。

 

 

 

 

 

■きっかけ 「キャンドル作家のろうそくづくりの番組を見て」

 

 

 

 

 

ーろうそくづくりのきっかけを教えていただけますか。

 

 「もともとインテリアとしてのろうそくを趣味で集めていました。会社員をしていた頃です。そんなある日、テレビでキャンドル作家さんのろうそくづくりの番組を目にしたのがきっかけです。それを見たときに『自分でも作れるんだ』と思い、翌日にホームセンターで材料を早速手に入れました」

 

ー次の日にですか?

 

「もう作りたくてたまらなくって。(笑)手に入れた仏壇用のろうそくをポキポキと折って、お鍋で溶かし、紙コップに流し込んで作ってました。手作りのおもしろさに目覚めて、仕事から帰って、寝るまでの2時間くらい毎日作ってました。(笑)」

 

 

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素材となるパームワックス(ヤシの葉を精製した植物性のワックス)を火にかけるところ。

この他にも大豆油を精製した大豆ワックスなど、iroあかりのろうそくは天然素材が用いられている。

 

 

 

 

ー毎日…。それはたくさんの作品が生まれそうですね。

 

「そうそう、どんどん溜まっちゃう。(笑)当時は自分で灯したり、友だちに『非常時に使えるから良いよ』と渡していました。(笑)その後から、デザインや作り方をさらに模索するようになって、だんだんと変化していきました」

 

ー研究熱心なシーンが目に浮かんできました。色々模索されて、趣味から作品としてろうそくへと変わっていく中で「誰かに広めたい」とか「見せたい」という気持ちは生まれてきましたか。

 

「そうですね。〝広めたい〟というより〝この作品を人はどう感じるのかな〟という好奇心が生まれてきました。初めて北九州で開催されたフリーマーケットに出店したのはそのタイミングでした」

 

ー人目に触れる初の機会ですね。最初のお客さんのこととか、とても気になるのですが。

 

「初めてのお客さんは子どもたちでした」

 

ーへえ…!

 

「会場は芝生の広がる大きな公園で、ちょうど遠足で来ていた子たちが『わあ、何これ!』って言いながら私のブースに集まってきたんです。沢山の色がズラリと並んでいたから、興味をもってくれたようでした。その時はクッキー型で抜いたプレート状のろうそくを、1枚30円くらいで売りました。真ん中に芯を通す穴だけ開けて、自分の好きな配色で積み重ねて作るスタイルです」

 

ーセルフスタイル…、それは子どもたちも嬉しいでしょうね。

 

「小学校低学年ほどの子どもたちが、思い思いの色を、あーでもないこーでもないと自分の気に入る配色になるまで真剣に選んでいました。きっとお小遣いで手にとってくれたんでしょう。その時、子どもも色が好きなんだなあと気づきました。とてもうれしかったです」

 

ー〝自分の好きな色を使っておもいおもいに作ってもらう〟というスタイルですね。関口さんは今までろうそくづくりのワークショップも各地でされていますが、その時にも参加者に好きな色を選んでもらい、重ねていく方法だったのが印象的でした。それはこうして初期からのものだったんですね。

 

「確かに! そうですね。体験時は、ご自分のそのときの感覚を大切にして自由に色を選んでもらっています」

  

 

 

 

 

 

 

 

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■色について

「ろうそくが作りたいというより、色と関わりたいから、ろうそくを作る感覚」

 

 

  

 

「最近の新作です」(色とりどりのろうそくがたくさん入ったバットを持ってきてくれる)

 

ーiroあかりのろうそくってほんとうに多彩な色が使われていますが、昨年の秋に実際にお店に伺った時も、この鮮やかさが印象的でした。ろうそく作りを始められた当初から色のことは意識されていましたか。

 

 

 

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 福岡・直方にあるお店の様子。お店のパンフレットに

「あなたの色を見つけにきてください」とあるように「iroあかり」の「iro」は十人十色の意味も込められている。

 

 

 

 

「〝どうやったら色と遊べるか〟ということを考えた時、ろうそくが一番表現できるツールだったように思います」

 

ーそれはとても意外です。ろうそくが作りたいという気持ちが最初だったのかと思いました。

 

「よく言われます(笑)ろうそくが作りたいというより、色と関わりたいので、ろうそくを作る感覚です。色鉛筆の箱をパカッと開けると、いろんな色があふれるように並んでいる。とてもワクワクする瞬間です。ろうそくが完成してどんな色が現れるか型から外す時のワクワク感と似ています」

 

 

 

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ろうそくに色付けするための色粉を見せてもらった。 鉱石の標本のように美しい。

 

 

 

ーなんだか目が輝いてらっしゃいます。(笑)

 

「ずっと『色』というものに興味がありました。そういえば、ろうそく作りを始めた頃に色に関わる資格を取りました」

 

ー資格とは?

 

「カラーコーディネーターです。将来のことを考え始めた時、自分にしかできない仕事してみたい。資格を取ってみようと思い立って色々と調べました。その時に出合ったのがカラーコーディネーターでした。〝色にまつわる仕事なら一生続けていける!〟そう思いました。パーソナルカラーアドバイザーという自分に似合う色選びの仕事です」

 

ーそれは初耳でした。同時期にキャンドル作りの番組ですね。

 

「そう。クレヨンを使ってろうそくに色をつけているシーンを見たとき、自分の好きな色でろうそくを作れることに惹かれ、これからは〝自分の好きな色彩で表現できる〟とトキメキました」

 

 

 

 

 

 

 

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 〈溶かしたパームワックスに色粉を落として、色付けをしていく作業の様子。

3原色の青、赤、黄色を次々に落としていくと、色が混じり合う部分に、また新しい色が生まれる。

固まるにつれて底にうっすらとパームワックスならではの結晶模様が表れてくる。(最後の写真)〉 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■言葉について

「目に見えないけれど確かにあるエネルギー」

 

 

 

 

ー初めてiroあかりのろうそくを手にとったとき、自分のその時の心情に近かったり、響くことばが書いてある作品を選んだことを覚えています。「作品に詩がある」というのは、iroあかりのろうそくの個性のひとつだと思います。それは初期からのスタイルだったのでしょうか。

 

 「はい。そうです。ろうそくは火をつけたら燃えて無くなります。カタチが無くなっても、その人のココロに何か残るものとして〝詩〟をつける。初期から〝色と言葉の持つチカラで表現したろうそく〟と紹介しています」

 

ー言葉についてはどのようにお考えでしょうか。

 

 「〝言霊〟とも言われるように、とても大切なものだと感じています。言葉は〝目に見えないけれど確かにあるエネルギー〟だと思うのです。言葉ひとつで傷ついたり、救われたりします。だからこそ、健やかな言葉を作品にのせることで、手にした人達に循環していけばいいと思っています」

 

 

 

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(後編にづづく)

 

 

 

 

[iroあかりfacebook]   https://ja-jp.facebook.com/iroakari/

 

聞き手:Keiko Nagao

2019/04/22 更新