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※[左上]腰袴香炉 染付宝相華文 [右下]染付角香皿 午睡
寝殿より御堂の廊に
通う女房の追風よういなど、
人めなき山里ともいはず
心づかひしたり。
ー徒然草 第四十四段
7/4〜10に銀座教文館4F・エインカレムで開催される
工芸作家(磁器・染付)鈴木修司さんの作品展「香りの詩と染付のうつわ」にて
この度、詩の簡抜とデザインを担当させていただきました。
七夕の季節、鈴木さんの手がける清涼感あふれる染付作品や
香りの詩に触れるひととき。ぜひ涼みにいらしてください。
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【info】
岐阜・恵那で伝統的な古染付の世界を、現代のくらしに生かす
作品づくりを続けてきた工芸作家・鈴木修司が「香りの詩」をもとに
制作したうつわ展。時代やジャンルを問わずに選り抜いた香りに
まつわる詩から受けたインスピレーションをうつわにあらわしました。
詩の簡抜は、「ここちよい、ヒト、モノ、ストーリーを探す」を
標榜に全国各地の取材を重ねてきたリトルマガジン 『1/f』編集人・長尾契子。
自由な発想で、あたらしい「今文様」のかたちをこころみるひとときです。
〈香りの詩と染付のうつわ 作品一例〉
染付角香皿 駅(詩:高田敏子著『高田敏子詩集』(花神社)「駅」より)
染綿銀彩陶額 白い日(詩:アルセーニイ・タルコフスキー著『白い、白い日』[エクリ])
染付角香皿 海(詩:高田敏子著『高田敏子詩集』(花神社)「海」より)
古今和歌集・夏の歌より、源氏物語「明石」より
リルケ『新詩集』より「ピアノの練習」、旧約聖書『雅歌』ほか …etc.
【プロフィール】
鈴木修司 Shuji Suzuki
「工房 百木根」主宰。岐阜県・恵那市の自然豊かな山里にある工房で
独自の古染付を制作し、新しい、伝統作品を全国に届けている。
武蔵野美術大学、多治見市立陶器意匠研究科卒。多治見市立陶器意匠研究科講師(1991-98)。
日本クラフト展・現代陶彫展優秀賞他入選入賞多数。
[site]https://momokine.jimdo.com
長尾契子 Keiko Nagao
'93年、東京都国立市生まれ。出版アトリエ・tiny publisher ロンデル主宰。
グラフィックデザイナー。東京デザイナー学院グラフィックデザイン科
グラフィックデザイン専攻卒('13年)。'15年より『1/f』を創刊。
[site]https://ehubunnoichi.com
【Schedule】
2019/7/4(木)Thu. ー 10(水)Wed.
10:00ー20:00(最終日〜17:00)
[会場]銀座教文館4F エインカレムギャラリー
〒104-0061 東京都中央区銀座4-5-1
☎︎ 03-5250-5052
[教文館 Site] https://www.kyobunkwan.co.jp
【+α】
鈴木修司さんの制作のようすは『1/f vol.5』にて取材させて
いただきました。併せてお楽しみください。
[vol.5 ]http://londel.thebase.in/items/9382579
by londel