Latest Issue vol.11

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illustration:Seiko Kajiura/title:「ものがたる」

 

 

2025/August

最新号のごあんない

 

 

リトルプレス1/f(エフブンノイチ) vol.11

ものがたる、時間。

 

 

 

「あるとき、だれかが何気なく放ったひとことが

まだこころのどこかに残っている」

 

「ほとんど忘れ去られてしまったことだけど

じぶんだけは覚えていることがある」

「かたちも意味もわからないし

まだうまくことばにできない。

そんなモワモワしたものが たしかにわたしの中にある」

 

これらに触れるとき

人はあらわしてみよう、とこころみることがあります。

ことば、絵、音、写真、いろいろな方法で。

 

それが何かをものがたろうとするシルエットをつくります。

エフイチがいちばん目がはなせなくなるのは

そんな瞬間です。(本文より)

 

 

 

[ふろく (初回150部・限定)]

『1/f』オリジナルテキスタイル  ステッカー1枚付き

(なくなり次第終了)

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[定価/サイズ]

909円(税抜)

A5サイズ、厚さ5ミリ

 

 

 

 

[内容のご紹介]

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[巻頭・大特集]

黒衣のものづくり

crépuscule films story

(全38ページ)

歌舞伎や文楽で黒服をまとい

舞台上の装置を扱ったり、役者の介添えのために立ち回る裏方のことを黒衣(くろご)と呼びます。

映画においても作品が届くまでには、作った人だけではなく

作品自体を熟知した黒衣のような届け手が必要とされます。

「僕は、黒衣ですよ」と、一人ですべてを運営する

自身の配給会社・クレプスキュール フィルムの宮田生哉さんは語ります。

コロナ禍の2021年に設立し

各国の新進気鋭な監督たちの作品の数々を全国の劇場に届けながら

宮田さんは今、何を考えているのかーー。

宮田さんの生い立ちから、配給会社立ち上げまでの道のり、

そして今までの配給作品を一挙に振り返りながら、38ページという大ボリュームでお届けします。

 

 

 

 

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[ロング・インタビュー]

クレプスキュール フィルム

配給作品のここが知りたい

interviewee:宮田生哉(crépuscule films)

(全10ページ)

「監督でも役者でもなく

時には、配給先で鑑賞作品を選ぶたのしみを教えてくれたのは

クレプスキュール フィルムだった」

映画を観たあとは、前作とのつながりを考えたり

予告との答え合わせを繰り広げたりする醍醐味が待っている――。

いっそのこと、配給会社に直接聞いてみよう、ということで

作品テーマ、デザイン、大切にしている物語展開など

普段語られることのない配給会社ならではの独自の視点や

スタイルについて、引き続きクレプスキュール フィルムの

宮田生哉さんにじっくり伺ったロングインタビュー。

 

 

 

 

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[映画レビュー]

映画『栗と森のものがたり』Review

栗を埋葬し、今を曳く。

(全6ページ)

今回のクレプスキュール フィルム大特集のきっかけに

なったのは映画『栗と森のものがたり』(2019)との

鮮烈な出合いでした。

監督であるグレゴル・ボジッチが語る

「私たちが作りたかったのは、忘れられない廃墟での

生と死を描いた寓話のような映画」という言葉を心に留めながら

本作の魅力を振り返ります。

 

 

 

 

 

 

 

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[エッセイ]

空白の交差点

文・鈴木容子  イラスト・後藤美月

(全4ページ)

普段から哲学に親しんでいる鈴木容子さんが

日々の子育てで奮闘する中で見つけた、大切にしたいこと。

今回は、とある哲学の名著を入り口として

子どもと過ごした「とある空白の時間」との出合いが語られます。

後藤美月さんによる瑞々しいイラストが添えられています。

 

 

 

 

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[本の紹介]

「ものがたる本たち」

文・大勢待なつみ

(全2ページ)

 朗読や手製本など、本と向き合うひとときを

大切にしている大勢待なつみさんが

ものがたることの真髄汲みながら選り抜いた2冊。

『声の地層 災禍と痛みを語ること』(瀬尾夏美[著]生きのびるブックス)、

『あいたくて ききたくて 旅にでる』(小野和子[著]PUMPQUAKES)。

本の中で「ものがたる」こととは一体どのように語られているのか。

大勢待さんのことばとともに振り返ります。

 

 

 

 

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[エッセイ]

物語のある風景

「もの語る」

文・トムネコゴ店主 平良巨

(全4ページ)

吉祥寺・井の頭公園のはずれには

人びとがそれぞれに静かで落ち着いた時間を過ごす喫茶店・トムネコゴがあります。

店主・平良巨さんによるエッセイです。

今回のタイトルは「もの語る」。

若き日に体験した、一冊の本との鮮烈な出合いと、

今に続くストーリーが語られます。

 

 

 

 

 

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[詩と写真]

夜はうつくしい夢をみて

詩と写真・帆志麻彩

(全4ページ)

 幼い頃のオランダへの旅をきっかけに

旅を軸にしたショップ&マガジン「At Sea Day」のオーナーをはじめ

旅とアートを軸にした活動を幅広くされている帆志麻彩さん。

詩「夜はうつくしい夢をみて」を掲載。

帆志さんによる写真作品とともに、行間を味わってみてください。

 

 

 

 

 

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[小説]

かなしみ石

文・ながおけいこ

(全19ページ)

 『1/f』(エフブンノイチ)編集人による小説。

「とある洞窟の中で、わたしが見たものとはーー」

ひとつの寓話を女性が語ります。

本号のテーマ「ものがたる」を心に留めつつ

描き下ろした短編作品。

 

                                

 

 

 

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発送は8月27日よりスタート。

全国取扱店でのお届けは9月1日以降です。

 

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