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illustration:seiko kajiura/©️2021 Seiko Kajiura
2021/May
最新号のごあんない
『リトルプレス 1/f(エフブンノイチ) vol.9 「息をしている。」』
(完全リニューアル版)
リニューアル版となった『リトルプレス 1/f』の9号目。
テーマは「息をしている」。
今、息をすることってどういうことだろう。
息のしやすさと、生きやすさって、どうかかわってくるのだろう。
「息」をキーワードに
呼吸法を実践・伝承している人や、
装身具の中にモノの呼吸を感じ取っている作家、
本や絵、詩や音楽の中に豊かな「息」のかたちを
拾い集めている人たちに会いにいった
1年間の対話やストーリーが、詰まった1冊。
今までのエフイチでいちばんボリューミーな
全94ページでお届け。
[特別ふろく]
①丹田呼吸イラスト 限定ポストカード
②初回限定 手押しエフイチスタンプ印つき
③別紙メイキング×あとがき封入(A4両面8ページ折)
[定価/サイズ]
1,980円(本体 1,800円+tax 10%)
A5サイズ、厚さ5ミリ
[特集のご紹介]
[巻頭特集]
されど呼吸。
深く、風通しよく。こころとからだのみなもとを育てる
丹田呼吸(たんでんこきゅう)の世界。(岡山県・高梁市)
東洋の歴史の中で長きに渡って伝わり
日本では武士道や伝統芸能へ受け継がれてきた呼吸法「丹田呼吸」。
「腹が据わる」、「腹を決める」という言葉の通り
たいせつな決断を
「肚(=腹)」という身体のパーツで表すように
古人たちも〈丹田〉と呼ばれる下腹部の部位を
人のエネルギーのみなもとと考え
ここを意識した呼吸法に全力をかけました。
何が起こるか分からない日々はもちろん
自分たちが目指す諸道諸芸にとって
欠かせない身体作法であることを知っていたから。
この呼吸法で得られたものとは一体何だったのか。
そしてなぜ、今日まで受け継がれたのか。
普通の深呼吸との違いや、今に生きるヒント、
具体的でかんたんな実践法を知るために岡山県・高梁市へ。
半年以上の実践体験と取材をまとめた巻頭特集。(全16ページ)
ハブヒロシ ロングインタビュー。
(音楽家・遊鼓奏者・NPO丹田呼吸法普及会 理事長)
音楽家として、
丹田呼吸法普及会の理事長として、
伝統芸能の伝承活動をする者として。
「ハブさんって何者なんだろう?」
丹田呼吸の世界で知った
ハブさんの呼吸との向き合い方、生き方。
「自己内省」、「都会と呼吸」、「古いものの翻訳作業」、
「見えないものとの〈身主心従〉な付き合い方」など
様々なトピックから呼吸と、今の生き(=息)かたを考える
ロングインタビュー。(全20ページ)
©️2021 花と粒々社/宵粒
©️2021 花と粒々社/宵粒
[ヴィンテージアクセサリースタイリング×インタビュー]
呼吸する装身具と 春のとある日々
「花と粒々社」、「宵粒」 店主 erio(エリオ) インタビュー
長い時をかけ、人の手によって大切にされてきたもの
ならではの魅力を放っているヴィンテージの装身具たち。
それらを選り抜き、ある時は集め、ある時はつくる
ヴィンテージアクセサリーブランド
「花と粒々社」と「宵粒」を営む店主 erio (エリオ)さんが
春にちなんだ3シーンをスタイリング。
その世界についても、じっくり伺いました。(全14ページ)
[詩の鑑賞×エッセイ]
鈴木容子の詩の鑑賞 テーマ「呼吸」
嵯峨信之、新川和江の詩から
文・鈴木容子
哲学に親しんでいる鈴木容子(すずきひろこ)さんによる、詩の鑑賞室。
「呼吸」をテーマに、嵯峨信之(さがのぶゆき/1902〜1997)の「新生」や
新川和江(しんかわかずえ/1929〜)の「母音」などを
ひとつづつ鑑賞しながら、詩によって育まれる「こころの呼吸」について
思いを巡らせるエッセイ。(全4ページ)
[本の紹介]
「呼吸を感じる本」
文・大勢待なつみ
朗読や手製本づくりなど、本と向き合うひとときを
大切にしている大勢待なつみ(おおせまちなつみ)さんが選ぶ
呼吸が深くなる4冊の本。
『まどのむこうには』(まつむらまいこ[著]、松村真依子[発行])や
『まっくろいたちのレストラン』(島本理生[作]、平岡瞳[絵]、瀧井朝世[編]岩崎書店)など。
ひとつひとつの物語の中に息づく「呼吸」を見つめます。(全4ページ)
[エッセイ×音楽紹介]
物語のある風景 ある物語にまつわるショート・ストーリー
文・トムネコゴ店主 平良巨
吉祥寺・井の頭公園のほとり。
人々がそれぞれ静かな時間を過ごす喫茶店・トムネコゴ。
店主・平良巨(たいらなお)さんによるショート・ストーリーです。
今回のタイトルは「へそ曲がり」。
中学時代につくった、ちょっと変わった、自分だけの“あるもの”。
そこからふりかえる、きょうまでのトムネコゴの足跡と
忘れられない言葉と音楽の、ものがたり。 (全4ページ)
[詩の鑑賞]
深呼吸の必要
〜長田 弘の詩の世界〜
立ち止まり、ひと息つく。
身体に新鮮な空気の深呼吸が必要なように
心にも新鮮なことばの深呼吸が必要。
長田弘(おさだひろし/1939-2015)の
澄んだ詩の世界は、そんな
心の深呼吸の必要に 寄り添ってくれる。(全2ページ)
[ミュージック紹介]
朝と昼と夜の聴きたい
ウィスパーボイスのうたごえ
各国のオルタナティブな音楽シーンで活躍する
女性シンガーたちの中に見つけた、「息づかい」を
身近に感じさせる、繊細でドリーミーな楽曲の数々。
ここではその中から、アイスランド、ポルトガル、シカゴより
選り抜いた3人の女性シンガーたちの作品をご紹介。 (全2ページ)
[エッセイ×本と映画の紹介]
都市と呼吸 荒い息、詰まる息。
文・長尾契子(『1/f』編集人)
「姿勢そのものに良し悪しが言えないように、
息が上がったり詰まったりすることにも良し悪しは
ないのではないかと気づいたのはこの時だった」(本文より)
ていねいで深い呼吸がもたらす効用は、先人たちによってすでに
極められてきた。きょうは少し視点を変えて、
ふだんは陽の当たらない、詰まる息、荒ぶる呼吸を
東京のすみっこから、考えてみる。
本と映画作品紹介をまじえた、エッセイ。(全9ページ)
【登場作品一部】
・渡邊二郎『人生の哲学』(角川ソフィア文庫)
・能の演目より『山姥』 など
[ことばを味わう]
・息にまつわるにほんのことば 其の壱
・息にまつわるにほんのことば 其の弐
「息が合う」、「息が掛かる」などなど。
「息」ということばは、
単に呼吸の作用を表すだけに留まらず、
日々の様々なシーンをいきいきと描くワードとして用いられてきた。
その中からここでは慣用句や
四字熟語を中心に見てみよう。(全4ページ)
[巻末まんが]
妄想少女と神の化身 vol.9
作:黒鯛ている
いつも妄想ばかりしている魚座女、ウニ子。
きょうも親友の桜子に、少女まんが雑誌のふろくを絶賛自慢中!(全4ページ)
(…and more 〜ぜひ本紙にて、お楽しみください〜)
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最新号のお取り扱いについて
【全国のお取扱店にて】
・お取り扱い店は、こちらからご確認ください。
・最新のお取扱店はインスタグラムでおしらせ。
【オンラインショップオープン 2022/4/4〜4/6 21時頃まで】
下記のバナーより、お時間になるとお入りいただけます。
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【第2回 予約受付中、6/15〜6/21】
・今回は梱包の関係で、二回に分けて、予約発送を行います。
・ロンデルオンラインショップにて第2回目の予約開始しました。
【 6/15(火)〜6/21(月)】
※こちらは終了しました※
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・5月21日(金)18:00〜 ( 締め切りは5月29日 )
・ご発送は5月31日よりスタート。
※こちらは終了しました※
発行:tiny publisher ロンデル